2012年1月30日 (月)
2012年1月29日 (日)
限界集落株式会社
目新しい内容ではないけども、元気のない田舎、震災後の被災地に通じるものがあって読んだ本。
起承転結に忠実に途中事件が起きるが最後はめでたしめでたしで終わる。村の再生に水を差す事件が痴情というのはありきたり、天候に左右される農業で短期で再生というのもうまくいきすぎという突っ込みも入れたいが、要は事を成す人々の情熱と努力とが枯れなければ大抵のことは成就する。作り話といえどこれだけは真実です。
現実にも震災後、孤立した小さな漁村が自分たちの手で復興を目指し力強く歩き出したドキュメンタリーを見たことがある。南三陸町、馬場中山地区。この村のリーダーの口癖は「損するときはみんな一緒、儲けるときもみんな一緒」年寄りや子供を思いやり若者にはっぱをかけて奮い立たせる。過疎に追い討ちをかけるように襲った津波の被害にも負けていない。
また原発で苦しむ福島にもこの本と同じような中山間地域がある。震災前から農業法人を立ち上げ成功していた小さな村。原発事故で苦境に立たされても放射性物質を野菜に取り込まない肥料を研究開発しようと踏ん張っている。
本でも現実でも成功物語には必ずキーマンがいてそれはリーダ格の人物がいるということ。ただどんなに優れたリーダーがいても一人では何も出来ない。リーダーを信頼して地域の皆一人ひとりが役割を果たすために最大限の努力をした結果の成功。
今の日本はがたがたで最早国の体を成していないけれど、小さな地域を目を凝らしていけば再生のヒントが見えてくる。トップや一部企業の腐りようを嘆くばかりでは前に進まない。誰かに助けてもらうのを待つより、自分たちで再生するより他ないんです。




















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