赤毛のアン-12
「暗誦 乙女の祈り」
ミス・ステイシーのクイーンのクラスでアンは猛烈に勉強に励みます。またスペンサーヴェルのドクターからアンを出来るだけ戸外に出すようにとの手紙を受け取ったマリラは、アンの外出に反対することもなくなり、アンはどんどん成長していきます。15になったアンは、マリラの背丈をこえていました。
クイーン学院の試験には、アンもギルバートも合格しました。ジェーンもルビーもムーディー・スパージョンもチャーリーもジョシーも、みなパスしたのです。マシュウ小父さんの「島中を負かして一番になる」の確信通り、アンはギルバートと同点ではあってもつづりの順で200人中で一番でした。
ホテルの音楽会に出演するアンは、ダイアナの見立てで着付けをしています。「あんたには白いオーガンディーがよく似合うのよ。そのひだをもう少しひっぱって。サッシを結んであげる。髪は二つに分けて編んで真ん中を白い蝶リボンで結わえるわ。額にカールはださないのよ。」アンがたずねます。「真珠の首飾りをしてもいい?先週マシュウ小父さんが買ってきてくだすったのよ」しばらく考えてダイアナが承知します。「あんたにはどこかすてきなところがあるのよ。頭の上げ方に威厳があるのね」二階のアンの部屋に様子を見に来たマリラは髪型を褒めたもののオーガンディは始末が悪い、車輪にさわらないように気をつけて、暖かくして」といわずにいられません。けれど、階下におりたマリラは思います。アンはなんてきれいな子だろうか。アンが暗誦するのを聞きにいけないのが残念でした。
アンはホテルについてからきらびやかな大勢の人に気をのまれすっかりあがってしまいます。しかし後ろの席にギルバートの微笑をみたとき(アンはそれを勝手にあざけりの笑いととらえます)無様な姿を見せまいと勇気を振り絞り、みごとに暗誦をやりとげます。割れるような賞賛の拍手がアンに送られました。
-つづく-































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